いい意味で高い買い物をしていることを忘れてしまう。 それだけ没頭して一緒に創りあげた、ソラマドの家
【長岡邸】完成後インタビュー
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ソラマドの家で造り上げてきた新居が2017年10月についに完成し、ここで新しい生活をスタートさせました。
新居のドアを開けると、玄関前の壁は優しいきみどり色に塗られた空間が広がります。
随所に長岡夫妻のこだわりが見受けられるお部屋にお邪魔して、施工中から施工後までに感じたこと、そしてお2人のライフスタイルをチラッとのぞいてみました。
引き渡しまでの間、どんな気持ちで過ごしていましたか?


平屋探しからスタートした家づくりでしたが、実際にマンションのリノベーションに住んでみていかがですか?

家の中で一番気に入っているところはどこですか?

本当はそこのドアもいらないって言ってたんですけど、「ドアを閉めてエアコンが効くようにしたした方がいいよ」ってアドバイスをもらいました。確かに壁とドアを閉めきることで、冬は暖かい空気が続くし、夏は涼しさが循環するんだろうな〜って、住んでみて実感しています。
実際にこの壁にはめ込んだ窓は役に立ってますか?
真矢さん 若干介護みたいだな(笑)。
亜紀さん 一応、将来を考えてなんで。常にお互いおじいちゃん、おばあちゃんになっても家の中でお互いの気配を感じられるようにしたいなと思ってお願いしたことなので、とても満足している部分です。
真矢さんは一番気に入っているところはありますか?
真矢さん 僕は自分の書斎近辺が好きですね〜。休みの時はそこに半日はいますかね〜。本を読んだり、お風呂に入る前はストレッチしたり。バランスボールに乗りながら資料をまとめたりして、よくあるオシャレなオフィスの真似をしてみたり(笑)。
亜紀さん あそこでアイロンもかけるやろ?
真矢さん かけます! アイロン台をテーブルに置くとちょうどいいんです。自分の役割ができました。
この家にいたら自然と役割分担ができていく…。
亜紀さん そう、自然と(笑)。仕向けてませんよ!
今回の家づくり、振り返ってみて一番楽しかったことはなんですか?
真矢さん 僕は一番最初のプラン提案を受けたときです。プランをバーン!と見せられたとき。あとは「床材どうしますか?」、「床の色どうしますか?」とか、選択肢がいっぱいあって「めんどくさいなぁ」という思いはありつつも、「細かい部分でも自分たちのこだわりが出せるんだ」と思いながら楽しめました。
亜紀さん 予算とのバランスもあるので、その辺の話はたくさん話して、替わりの案を出してくれたり、私たちの視野も広げてくれて本当にありがたいと思っています。
真矢さん 造士さんと話していると雑談が多いですよね(笑)。でも楽しいのでこちらもついつい長居しちゃうんですけど…(笑)。
亜紀さん いつ本題の話をするんやろって思ってましたもん(笑)。1時間あったとして、最後の10分だけビジネスの話をして終わるみたいな…(笑)。
真矢さん 大げさに言ったらそう(笑)。けど、何かそこに造士さんならではの目論見があるんやろうな、何か考えてやってくれているんやろうなっていうのを感じてましたよ。
雑談の中で2人の好みとかを探っていた可能性も否めませんね。
真矢さん いやらしいっすね〜(笑)。
亜紀さん 乗せ上手ですよね〜(笑)。
真矢さん 全てのお客さんに伝えたい、「気をつけて!」って(笑)。でもそれがあったからこそ、提案していただいたものの中で、僕らの想いから大幅にズレていたものとかはなかったですね。
亜紀さん 私も打ち合わせをしている時が一番楽しかった。その時が一番夢が膨らんでいた気がします。床材を決めるときも面白かったですしね。
真矢さん キッチンに予算を使うか、その分の予算を床材のウォールナットに使うか迷ってて、結局キッチンに軍配が上がりました。じゃあ床材はどうしよってなった時に、「杉をウォールナット色に塗ろうか」って、杉を床に敷いた後に色を塗ってくれたんです。
亜紀さん 以前同じソラマドのお家を拝見させてもらった時に、床がウォールナットのご自宅を見学させていただいて。「俺、これが絶対いい!」って主人が言うから、見積もりに入れてもらったんですけど、「これにキッチンの予算も入れたら高い! どうするよ〜!」って2人で途方に暮れました。。
真矢さん あのとき、あの金額を見せられたときが一番引きました(笑)。 ウォールナットって何で高いの? なにが違うのって(笑)。それならもう何でもいい。キッチンにお譲りしますってなりましたね。
お互いに気持ちを組んだのですね。
亜紀さん 忖度してくれたん?(笑)
真矢さん そう。忖度って言葉が流行る前に忖度したからね! 妥協案で出てきた案ですけど、今見ても床はキレイですね。少しずつ塗装が取れてきているので、3年に1回は塗ろうかな〜。
亜紀さん そんなことしないでしょ。
真矢さん しないか。ここの部分カットでお願いします。
はい(と言いながら載せる)。
実際に住み始めてから、良くも悪くも気が付いた点ってありますか?
亜紀さん サッシが新品じゃないんですよね。マンションの共用部分なので勝手に変える事ができないんです。築35年経っているのでフチも古くなって隙間もあるし、そこがネックなところですかね〜。「内窓みたいなものを入れましょうか」ってご提案もいただいたんですけど、その分の費用は給湯器に変わりました。
真矢さん 給湯器ももうずっと変えてなかったようなので、そっちを選択しました。リノベーションって全部ぶち壊して中身をスッカラカンにするから、設備の耐久年数とか一つひとつチェックできるんですよね。だから中途半端にリフォームしていくよりは、後々の費用がかかりにくいのかなって思います。
亜紀さん 初期投資は結構かかるけど、リフォームよりはリノベーションの方が後のコストがかからないというもの初めて知りました。
真矢さん リノベーションだと水道管、電気関係も全て引っぺがして真っさらにして一新するのが可能だけど、リフォームだとどうしても隠れているところの配線が分からない。このマンションも外側は35年かもしれないけど、中は新品にできましたからね。
ここに住むようになって、習慣になっていることはありますか?
真矢さん 生活習慣自体はめちゃくちゃ変わったわけではないけれど、物量は増やさないとか、クローゼットもここからここまでしかハンガーを使わないとか、そういった物の管理をしています。物が増えすぎると、僕は落ち着かなくなってしまうので。
亜紀さん 現状維持を心がけてます。そして汚さない、増やさない。生活のサイズ感をきちんと知ることを大切にしています。
前に比べて、こんな時間が増えたとか減ったこととかありますか?
亜紀さん 家にいる時間が長くなって、外出する時間が減ったかも。別に出なくてもいいかなって。それってどうなんやろ?
真矢さん 引きこもりか?(笑)。自分は風呂の時間が長くなりました。足を伸ばせるようになったのがうれしくて、半身浴してます。
新居に引っ越してきたな〜って実感が湧く瞬間ってありますか?
真矢さん 寝るときですかね。コンクリートむき出しの天井を見て、「見慣れん天井やな〜」って思いがなら寝て、朝になって目が覚めたらまた「見慣れん天井やな〜」って思った後で、「あ、引っ越した、引っ越したからや!」っていうのを4日間くらい繰り返しましたね。
亜紀さん 越してきて、ずっとテンション高かったもんね。
真矢さん 3日間は浮き足だってた。帰って来るときもふわふわした感じで帰宅してましたもん。
亜紀さん 私はずっと同じテンションです。引っ越した初日はベッドから天井見上げたとき、「わ〜!違う〜」って1、2秒思ったけど、それからはスーッと寝ました。そしての日から普通熟睡…。
真矢さん あなた、順応性高いね〜。
亜紀さん うん。でもずっと同じテンションだけど、日々「ここ便利」とか「やっぱここはこうしておいてよかった」とか小さな喜びを感じています。「ここイイ、ウンウン」って感じで、ちょっとしたことを発見してよろこんでいます。
ソラマドを検討している方へアドバイスをお願いします。
真矢さん 設計士には気をつけろ!
亜紀さん 打ち合わせの時間は長めにとれ!
あ、ありがとうございます。造士に伝えます(笑)。
真矢さん すいません、真面目に答えます(笑)。とりあえずわからない事があればその都度聞いた方がいいです。他の住宅メーカーさんとは違うアドバイスをくれると思いますよ。
亜紀さん 造士さん自体を気に入ったと言ったら上から目線ですけど、夫が言うには、他のメーカーさんだと言い含められそうで嫌だったけど、そういうのがなく自分たちの思いを言えるから造士さんがいいって言ってました。
真矢さん 造士さんのみならず他のスタッフさんたちも同じで、“家を買いに来た感”があまりなく、お店側もお客さんと話しているっていう雰囲気がいい意味であまり感じられなくて。高い買い物をしている(家を買いにきた)ことをふと忘れてしまうんです。一方的ではなく、一緒に巻き込んでくれているなっていう感覚が面白かった。
彼女がいうように、ハウスメーカーだと言いくるめられるかもって思いがちだけど、造士さんには…、いや言いくるめられている、実は!実はね(笑)。けど、結果そうだったとしても気持ちよくそうなっていったから別によかった。「ああしたい、こうしたい」って言いたい事は言えたし、逆に「無理」とも言われたし。「無理」のあとはちゃんと折衷案も出してくれる。ソラマドの家はそれぞれが同じものじゃないから、人と違うものをと考えている方にはぴったりですね。建て方に融通がきくというか…。
亜紀さん 確かに。造士さんのスーツ姿見た事ないかも。ラフな格好をしているから話も聞きやすかった。「うちはこれだけの額しか出せませんから」って言えちゃったし。そしたらこういう選択肢もありますよって事で、マンションのリノベーションを提案してくれました。
では最後に、ソラマドの家を建てられた満足度を教えてください。
真矢さん 100%って言わせたいんでしょ(笑)、 大満足って言わせたいんでしょ(笑)。100%なんて言ったら胡散臭いやないですか(笑)。なので、そのコメントは差し控えさせていただきますってコメントにします!
〜編集後記〜
最後の話ではないですけど、「高い買い物をしている(家を買いにきた)ことをふと忘れてしまうんです」というフレーズが出てきます。
家の購入は高額だから、無駄に緊張しなきゃいけないのでしょうか? 高いからパッケージ売りになるのでしょうか? 家を建てることは一緒に考えたらいけないのでしょうか? 最終的には誰が住む家なのでしょうか? そう考えた時に、家を建てる作業はもちろん専門分野の職人さんが携わりますが、家づくりを人任せにしてもらいたくないし、住む人の価値観を住む家で表現してもらいたい、その想いがあるからこそ、コミュニケーションをとりながら時に雑談をし、真剣な話こそカジュアル&リラックスで話を進めていくのがソラマドの家に合った進め方なのかもしれません。
浮き足だって帰宅しお風呂で半身浴をする、ちょっと女子力高めの旦那様と、そんな旦那様をこよなく愛する、冷静の中にも日々新しい発見をしていく幸せ探しの達人である奥様。このお2人に愛されたお家は、随所に彼らのこだわりとアイデアが散りばめられています。
この先もずっと2人に寄り添いながら、たくさんの思い出を刻んでいくに違いありません。
──この記事を書いた人
ライター/青木貴絵
大分県臼杵市在住。一児の母。さまざまな媒体の取材をするなかで、ソラマドの家と出会い、施主様の施工前と施工後のインタビューを担当する。インタビューを通して、オリジナリティあふれる家づくりやソラマドの家での暮らし方にフォーカスしていく。同じものが1つとない【スペシャルな家づくり】のストーリーをライターの目線と同時に、妻・母・主婦目線で文章に落とし込んでいる。