voiceソラマドに住む人たち

interview森田邸

森田邸 着工前インタビュー

新築

堅実に進める家づくり。
その裏にはお母さんの温かいアドバイス

森田彗吾(けいご)さん(32)
愛(めぐみ)さん(33)
颯季(さつき)ちゃん(2)

ソラマドでの家づくりを選択される家主さんのなかでも、第一印象は比較的に堅実な印象を受けた森田夫妻。

お話しをうかがっていくなかで彼らの思いの裏には、もうお一人の熱い想いがこもっていることが、分かってきました。

 

実は、お母さんがソラマドの家のファンだった!?
一緒に訪れたモデルハウス

ソラマドの家について知ったきっかけを教えてください。

 

 

彗吾さん僕の母が家というものにすごく興味のある人で、いろんなハウスメーカーを見学したりする人で。ある日、たまたま「オシャレなところを見つけたから、モデルハウスに行ってみよう」と誘われたのが、ソラマドの家を知ったきっかけです。

 

 

お母さん、お若いですね。

 

愛さんそうなんです。最初に会った時はお姉さんかと思ったぐらいです(笑)。

 

 

お母さんはどうやってソラマドの家を知ったんでしょうか?

 

彗吾さんそれはよく分からないんですが、とにかく家のことは情報通で(笑)。本人は実際にもう2回も家を建ててますから…。

 

愛さん自分たちでも気になるハウスメーカーや展示場など色々まわってみたんですけど、思い描いている理想のイメージに合う家に出会えなかったり、しっくりくるところがなくて・・・。
そんな時にお義母さんを通してソラマドの家を知ったんです。ここなら理想の家が建てられそうだったので、本腰入れて話を聞きに行くことに決めました。

 

 

最終的にソラマドの家にした決め手は何でしたか?

 

愛さん一概に言えないけど、理由の1つに造士さんの存在が大きいです。

 

彗吾さんそう。フランクな感じで人柄がすごく良くて。決め手は、造士さんの人柄とモデルハウスでしたね。

 

 

逆に他のメーカーの担当の方は、どんな感じだったんですか?

 

彗吾さん他のメーカーさんは、営業の方が全員同じに見えたんです。

 

 

愛さん外壁の構造とか床暖の素晴らしさとかは、しっかり説明をしてくれたんですけど、求めているのは家の構造やスペックの良さだけではなかったので、ソラマドの家の「暮らすための家づくり」に共感できました。

 

 

機能的なことでなく、暮らしや住む人に寄り添った視点で語ってくれたってことですね。

 

愛さんそうです。コンセプトの「脱・間取り」がよかったです。「とらわれない家」ってところに腹落ちしたというか。

 

 

「当たり前」という概念を軌道修正してみたら、
さらに自分たちらしくなった

おふたりの家づくりはどれくらいから走り出していたんですか?

 

 

彗吾さん3年前から毎日といっていいほど土地の情報を見てました。たまたまいい場所で手ごろな値段の土地が見つかりました。

 

 

どんな場所で建てるんですか?

 

彗吾さん駅に近い場所で昔は街の中心だったような立地です。それに小・中学校が近くて、送り迎えをしなくていい場所を探していました。駅が近ければ、高校進学など将来的にも子どもの選択肢が広がると思うので。

 

 

坪数を教えてください。

 

愛さん土地は50坪くらいで建物の床面積は全部で30坪くらいです。長方形で奥行きのある感じです。周りは空き家が多いのかな?という環境です。

 

 

どんな家になりそうですか?

 

彗吾さん土間のスペースを広くしたいという要望を伝えました。そこでいろいろできたらなと思っています。妻も私も昔から趣味がキャンプなので。

 

愛さん娘が6ヶ月の時からキャンプ行ってるんですよ。

 

 

土間スペースに力を入れられたんですね。

 

 

彗吾さん玄関自体を土間スペースにしました。キャンプ道具の収納はもちろん、自転車も置けるし、なんならテーブルと椅子も置けるくらいの広さを取ってもらいました。

 

愛さん子ども部屋はありますが、そこまで広く取っていません。動線を意識して、必ずリビングを通らないと子ども部屋に入れない造りにしています。

 

 

子ども部屋の必要性については、よくソラマドの家でも語られますが、森田家ではどうのように考えて設置しましたか?

 

愛さん造士さんの考え方に共感した感じです。10〜20年後には子どもは家を出ると想定して、実際に子どもが出て行ってからのほうが私たち夫婦が暮らす時間が長いと思うので、子ども部屋にそこまで必要性は感じませんでした。

 

 

家づくりをしながら、考えさせられたなという点は他にもありましたか?

 

彗吾さんトイレを2階に作らなかったことですね。どうしても2階建ての家って2階にもトイレがあるという固定観念があって、当然のようにお願いをしたんです。
そしたら造士さんから、「例えば2階建てのお家を平屋の家に置き換えてみてください。同じ床面積だとして、その場合もトイレって2つ必要ですか?」って言われて…。そう言われてみると「いらんな~」って(笑)。

 

 

そうなんですよね、、。けっこう多いですよね。2階にトイレがあるお家。

 

愛さんそうなんです。当たり前のことだと思っていました。

 

 

Instagramを飛び越えて、
情報収集はTikTokのみ

家づくりを進めていくなかで、夫婦で意見がすれ違った点はありましたか?

 

愛さん実はまったくなかったんです。よくまわりからは「夫婦の意見が合わなくてめっちゃケンカした。家を建てる作業は2度としたくない」って聞くんですけど、うちはなかったですね。私のほうから「こうしたい」って伝えると「いいじゃん」と返答が返ってくるくらいでした。

 

彗星さんこだわりが強いんですよ、こっちが(笑)。

 

愛さんこだわりっていうか、漠然と頭の中にイメージが出来上がっているから、それを設計士の大輔さんに伝えただけなんですけど「クセが強いね」って(笑)。

 

 

どんな部分のクセが強いと言われたんですか?

 

 

愛さん外壁をガルバリムにして、シルバーにしたいという要望を伝えた時とかですかね…。シルバーとグレーと木で統一して、コンセントのカバーもアルミにしてシルバーに統一したいというと、「いちいちクセ出してきますね〜」って(笑)。

 

 

確かに、明確なイメージができてますね〜。彗吾さんはいかがですか? 自分の部屋が欲しいとかありましたか?

 

彗吾さん当初、玄関の土間スペースを仕切って自分の部屋にする予定で進めていたんですけど、中途半端さを感じたので仕切りを取っ払いました。やっぱり家族みんなで過ごせるスペースにしたくて。

 

 

玄関開けて、土間スペースがあってリビングへっていう流れですか?

 

 

彗吾さんいや、リビングは2階なんですよ。一階を洗面スペースや浴室にしました。

 

 

こだわってますね。愛さんはイメージの構想をストックしていたんですか?

 

愛さんそうですね。TikTokで家の情報を集めたりしていました。

 

 

TikTokですか!インスタとかではなく「TikTok」で家の情報収集するとは初めて聞きました。

 

彗吾さん実は僕たち、Instagram、Facebook、Twitter、全部してません(笑)。

 

 

え?なぜTikTokはしているんですか?(笑)。

 

愛さん若い子から「絶対見た方がいいよ」って言われてなんとなく…。それで家の紹介動画とかを流し見してました。だから情報源は、TikTokオンリーなんです(笑)。

 

 

締めるところは締め、投資する部分は潔く。
家づくりの鉄則はお母さんから

造士さんと話すなかで印象に残っていることはありますか?

 

彗吾さん「こんなに早く決まる人あんまりいないね」って言われてます(笑)。普通は皆さんもっと悩むらしいんですけど、僕たちはポンポン決まっていったようです。

 

愛さん今年の1月に初めての打ち合わせに来て、ビジュアルボードを1ヶ月くらいで考えて、その1ヶ月後には図面と模型ができて、思ったとおりの図面をいただきました。最初の案からあまり変わってないですね。

 

 

変更点を挙げるとすると?

 

愛さん変更した点のほとんどはお義母さんの助言からヒントを得ました。「この空間生かせるよ!」「ここにタオルをつけた方が楽だよ」とか。自分たちの意見と言うよりは、お義母さんの意見が大きいですかね。

 

 

お母さん、二軒目ですもんね。お詳しいから心強かったでしょう?

 

彗吾さん家に関する動画やテレビ番組を見ては「あなたたちの建てる家っぽいのがあったよ」って連絡くれました。それを採用させてもらった部分が大きいですね。

 

 

名アドバイザーですね。

 

 

愛さん確かに!図面見ても平面なのでよく分からない点ってあるじゃないですか?それをお義母さんが「ここのスペース、これだけ幅取ってるんで、いる?」ってメジャーで測って実演してくれたり…。お義母さんの知恵を参考に、造士さんに伝えると「それアリやな」って採用してくれて、話が進んだこともありました。

 

彗吾さん家づくりは安い買い物ではないので、なるべく出費を抑るつもりでスタートしました。予算を削る作業をしていると母から「自分の経験上、そこを削ってしまうと一生後悔するよ。ちょっと値が張ったとしてもそこは削らない方がいい」って助言もありました。

 

 

実際に動き出して、当初の予算から大幅に超えてしまった感じになったりしましたか?

 

愛さんいえ、特そういったことはないですね。最初から予算に合ったプランをソラマドの家が提案してくれていたので。

 

 

外構はどんな感じですか?

 

彗吾さん予算は取っていますが、庭という庭は特にいらないかなと思っています。キャンプに行って自然に触れることができるので。そのぶん駐車場を広く取れたらいいかなと。庭は最低限にして、後々何かしたいことが見つかれば、自分たちで変えていこうと思っています。

 

 

新しい家の中で、一番落ち着ける場所はどこになりそうですか?

 

 

愛さんキッチンですかね。ソラマドキッチンを採用しました。料理は嫌いじゃないのでよくします。子どももたくさん食べてくれるので、最近は外食も少ないですけど、さらに出かける時間が少なくなりそうなので、居心地のいい場所にしたいなと。

 

彗吾さん食洗機は「ミーレ」を入れました。食器洗いは僕の役目で毎日することなので、そこにはお金をかけていいかなと。

 

 

家事は効率的に済ませたいですよね。

 

愛さんはい。動線もしっかり考慮して、1階に水まわりを集約しました。脱衣所で洗濯物を干せるようにして、洗濯機のすぐ近くにウォークインクローゼットを作り、すぐ畳んでしまえるようにしました。なのでうちは脱衣と洗面を分けて作っています。

 

 

家族と親族の結束がさらに強くなる、
未来を描ける家

お二人は共働きですか?

 

 

彗吾さんそうです。娘は保育園に通っています。「みんなから忙しいでしょ?」って言われるけど、意外とゆとりがあって健康的な生活をしています。朝も慌てることなく、夜も18時前にご飯を食べ、明るいうちに散歩にも行けるくらい余裕があります。

 

愛さん近所にお義兄さん家族も住んでいます。娘のいとこにあたるお兄ちゃんたちも同じ保育園に通っていて面倒も見てくれるので、小学校に上がる時も安心です。
森田家は、親戚同士もすごく仲が良くて、おじいちゃんおばあちゃん、お義兄さん家族で週に2日は集まってみんなでご飯を食べています。めっちゃありがたいです。

 

 

周りに助け合える親族がいるのは心強いですね。

 

愛さんそうなんです。助けられています。

 

彗吾さん森田家の結束が強くて(笑)。みんなが近くで暮らすっていうことは、子どもにとってもいいのかなって思います。

 

 

今回の家づくりを通して、新たな発見はありましたか?

 

彗星さん今回の家づくりで面白かったのが、意外と妻の方がこだわりが強かったこと。自分はそうでもなかったってことが分かりました(笑)。

 

愛さん思いどおりにトントンと進んで、お義母さんも喜んでいます。自分たちよりも楽しみにしている気がする(笑)。

 

 

親世代とどうしても意見が合わない時もあると聞きますが、そんなことはなかったですか?

 

 

彗吾さんうちの母、ミーハーなんで(笑)。

 

愛さん実は2階をリビングにする案は、お義母さんからの提案なんです(笑)。

 

 

そうでしたか! 感覚が若いですね。

 

彗吾さん結構いろいろ知っています(笑)。自分たちよりも詳しいんですよ。

 

 

次回の施工後インタビューには、ぜひお母さまも同席していただきたいですね。

 

彗吾さん・愛さんははは(笑)。

 

 

< 編集後記>

土地を探すことは、どこで人生を過ごすのかと言うことに直結するのだと、今回のインタビューで実感しました。

ちょっと話が大きくなるのですが、生きるということは、自分ひとりの人生を全うするわけではなく、必ず誰かの人生の断片を共有している。

その一番身近にいるのが、親族を含んだ家族。
森田家のみなさんはよく、三世代(お兄さん家族も含めて)で週2回は集まって食事を楽しむとありました。

子どもの頃の記憶のなかに、家族や親戚との思い出がある人は多いと思います。
みんなで囲む食卓、笑い声の向こうに祖父母の笑顔。

立場が変わり、今度は自分が親になると、子どもにも同じ思い出を作ってあげたいと思う。
その循環で人間は繰り返されているのだと、森田家の話を聞いていて思いました。

長い人生からすると、親にとっても、子どもにとっても、祖父母にとっても、みんなが一緒に楽しい時を過ごせるのは、あっという間。

きっと子どもはその記憶、思い出があるからこそ、広い世界で羽ばたけるのだと信じています。

 

 

 ──この記事を書いた人

ライター/青木貴絵

大分県臼杵市在住。一児の母。さまざまな媒体の取材をするなかで、ソラマドの家と出会い、施主様の施工前と施工後のインタビューを担当する。インタビューを通して、オリジナリティあふれる家づくりやソラマドの家での暮らし方にフォーカスしていく。同じものが1つとない【スペシャルな家づくり】のストーリーをライターの目線と同時に、妻・母・主婦目線で文章に落とし込んでいる。

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