buildingソラマドの家づくり

<Blog> time × story = vintage

みなさんこんにちは。

 

ソラマドの造士です。

今日は超久しぶりにBlogを書いてみようと思います。

 

日々の慌ただしさを言い訳にして「伝える」ことを疎かにしていましたが、ソラマドの家づくりという日々のミッションを果たす時間のなかで、伝えたい「コトバ」が頭に浮かぶのも事実。

 

なので、また少しずつ書いてみようと思います。

 

今日のテーマは「 time × story = vintage 」について。

 

soramado-oita

 

まずヴィンテージの定義ってご存知ですか?

一般的には100年以上の経過したモノを「アンティーク」

約30年〜100年未満のモノを「ヴィンテージ」と呼ぶそうです。

ちなみにVINTAGEのVINはワインのことらしくAGEは年齢。

つまり年代物のワインが語源になってるみたいです。

 

そんなヴィンテージっていう言葉には同時に「価値」というキーワードも浮かぶかと思います。

でも、ただ古いモノは世の中に多数あると思いますが「価値」を感じるモノって身近にどのぐらいありますか?

 

そんなコトを考えるきっかけとなったのが、あるソラマドオーナーさん(いま現在設計中の方)の奥様との何気ない会話でした。

 

佐伯の平屋_リノベーション

 

それは、その方(奥様)がお母様から引き継いだあるネックレスの話。

そのパールのネックレスはお母様のお母様、つまりお祖母様が使われていた思い出の品なのです。

何十年も大切に扱われ、大切なシーンで活躍してきたパールのネックレス。

以下は、そのパールのネックレスをとても大切にしているという話を聞いた時に、ヴィンテージについて僕の思うところをその奥様と話した会話の内容です。

 

 

もし、そのパールのネックレスが何気なくどこかの宝石店の店頭に並んでいたら、一般のひとはどんな価値を感じるのでしょうか?

もしかしたら、多くの時間(time)が経過した、ただの古いパールのネックレスにしか見えないかもしれません。

なぜなら、そのネックレスが持つ物語(story)を知らないから、なのかもしれません。

一般的にサザビーズなどのオークションにかけられる「アンティーク」や「ヴィンテージ」な品々の価値は、お互いに共有できている物語(story)があるから普遍的な価値を共有出来ているのかもしれないのです。

 

soramado-oita

 

では、そのパールのネックレスが持つパーソナルな物語(story)は、一般的な流通価値になるのか?

たぶん、もしかしたら、ならないかもしれません。

でも、それで良いのだと思います。

だって家族の思い出を流通価値にする必要は無いから。

家族にとって大切な思い出と共に共有出来ていれば、それで良いのだと思います。

家族だけが共有する「物語」(story)に「時間」(time)が重なり、家族もしくはその方にとって「価値」(vintage)が産まれれば、それで充分だと思うのです。

 

 

僕たちはパールのネックレスは作っていません。

この世で唯一無二の「家をつくる」のが仕事です。

 

そんな僕たちがつくる「住まい」が、いつかそんなVINTAGEになればと。

そんなことをフト思ったオーナーさんとの会話でした。

 

time × story = vintage

 

そんな僕たちといっしょに「VINTAGE」を始めてみませんか?

 

 

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